キャッチボールクラシックのルールとは?最高記録や歴史について解説!

野球

皆さんはキャッチボールクラシックをご存知でしょうか?

キャッチボールクラシックとは、野球の基本でもあるキャッチボールを
正確さとスピードを競うゲームとして誕生させたものになります

実際にやってみたいけど詳しいルールが分からないという方のために
ルールの解説や、最高記録、誕生の歴史について説明していきます

誕生の歴史

キャッチボールクラシックが誕生したのは、東日本大震災が発生した2011年です
福島県の子供たちは長い避難生活で運動を行う機会が減少して体力水準が低下していました
そんな中で子供たちに楽しく運動をしてもらいたいとの考えから
「一般社団法人 日本プロ野球野球選手会」が「ボール一つで楽しめる競技」として考案しました

東日本大震災の影響で屋外でスポーツを楽しむ環境が減ってしまった福島県の子供たちのために
福島県のスポーツ団体「福島中学野球競技力向上委員会」が野球教室を開催してほしいと
日本プロ野球選手会に依頼して、第一回キャッチボールクラシックは福島での開催が決定しました
その後2013年には全国大会へと規模が拡大していき、全国の小中学生を中心に楽しまれています

キャッチボールクラシックのルール

キャッチボールクラシックのルールを解説します

捕球時や落球したとき、後ろにそらしてしまったときなどルールを知らないと回数がカウントされないケースがあるため、しっかりと学んでおきましょう!

≪前提≫
使用する用具について、ボールは選手会が監修した、安全で、素手でもグローブでも楽しめる”ゆうボール”をオススメしています
ルール上はボールの種類は問いません。素手でもグローブ着用でもどちらでも構いません

  1. 9人1チームが5人と4人に分かれ、7メートル離れて向き合います
  2. 5人の側の先頭の選手がボールを持ち、スタートの合図とともに、向き合った相手にボールを投げます
  3. 投げ終わった選手は自分の列の最後尾につきます
    ボールを捕った選手も、次に向かい合った相手にボールを投げたら
    自分の列の最後尾につきます。これを時間内に繰り返します
  4. 1チームに1人、回数をカウントする審判が必要です
    投げたボールを相手がキャッチしたのを1回と数えます
    終了時に空中にあるボールはノーカウント
    投げるときにラインをはみだすのはOKですが、捕球時にラインより前に出た場合
    (空中であっても足がラインに掛かっている場合)、カウントされません
  5. ボールを後ろにそらしてしまった場合は、後ろに並んでいる人が捕りに行ってもOK
    ただし次の投球は、そのボールを捕る順番だった人から再開しなければカウントされません
    ボールを前に落としてしまった場合は、前に捕りに行って、ラインの後ろまで戻った時点で回数がカウントされます
    もし、そのままラインの前から投げた場合は、カウントされません
  6. 2分たったところでゲーム終了の合図をします
    その時点で空中にあるボールは数にいれません
    キャッチボールが成立した回数がチームの記録となります

出典:日本プロ野球選手会official site

 

実際にプロ野球の選手たちがルールの解説と共に実践していたり
投げるときのコツ、受けるときのコツを解説してくれているので参考にしてみては

最高記録はどのくらい?

毎大会熱い試合が行われ、様々な記録が生まれています
練習を重ねるなかで他チームの記録は気になりますね
各カテゴリーの最高記録について見ていきましょう!

小学生の部の最高記録

小学生の部の最高記録は、2017年8月10日 マクドナルド・トーナメントでの
葛野ジュニアスポーツ団の記録で124回です
準決勝で124回の記録を達成しており、決勝では120回で見事優勝しています

2012年~2021年までの全145大会の優勝記録の平均回数は103.02回でした
小学生の部は100回を超えるのが一つの目標になりそうです

中学生の部の最高記録

中学生の部の最高記録は、2018年11月4日 福島大会での
いわき市立平第三中学校の記録で145回です
2位の129回に大差をつけての優勝となりました

2012年~2021年までの全116大会の優勝記録の平均回数は119.62回でした
中学生の部は1秒に1回ボールを投げてキャッチしている
非常に高い技術と集中力が必要になると思います

一般の部

一般の部の最高記録は、2013年12月15日 in阿南での
魁(2013)の記録で121回です
一般の部はまだ大会自体が少ないですが、企業や保護者なども一緒に参加できるのは楽しいですね

まとめ

キャッチボールクラシックはボール一つで行える競技で、楽しみながら技術とチームワークを向上できる点が素晴らしいと思いました

プロ野球選手も小中学生と一緒に競技を行っており、実際に小中学生が勝利することもあるようです

ルールは非常に簡単なので、皆さんもチームの仲間と一緒にキャッチボールを楽しんで、記録の更新と大会での優勝を目標にやってみましょう!

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