【セーリング】パリ五輪期待の星 岡田・吉岡ペアとはどんな選手かを調査

オリンピック

「洋上のチェス」とも呼ばれるセーリング

野球やサッカーと比べてマイナー競技のため聞きなれない方もいるのではないでしょうか

そんなセーリング競技ですが2023年8月世界選手権混合470級で優勝を果たしたペアがいます
それが岡田・吉岡ペアです

今回はセーリングとはどのような競技なのか
そしてパリオリンピックで金メダルの期待が高い2人を詳しく調査しました

セーリングとは

ルール

海面で実施され、自然環境によって大きく試合展開を左右される競技のひとつ。レースは、海面に設置されたマークと呼ばれるブイを決められた回数、決められた順序で回りながら、フィニッシュラインまでの着順を競うものです。種類は使用する艇(ヨット)の種類によって分けられ、どの種目もフィニッシュの順位の高いチームほど低い点数がつきます。このレースを10~12回行い、その合計点数の低い10艇が「メダルレース」と呼ばれる最終レースを戦うことができます。このメダルレースで最終順位とメダリストが決まります。

引用元:公益財団法人日本オリンピック委員会

岡田・吉岡ペアが行っている470級は二人乗りヨットで、クルーとスキッパーがお互い協力し合ってレースを行います

クルー:艇の前方で艇のバランスを取るポジション。ジブやスピネーカーなどのセールを調整する。吉岡美穂選手のポジション

スキッパー:艇の後方で舵を取るポジション。メインセールなどを調整する。岡田奎樹選手のポジション

セーリングとヨットの違い

セーリングと聞くと、セーリングとヨットの違いに疑問を持ちます
「ヨット」とは、帆(セール)に受けた風をエネルギー源として進む船のことで、
さらに帆を使って水の上を進むことを、「セーリング」と呼びます
ヨットにはエンジンを搭載して動いているものもありますが、セーリングは帆を使って走るものを指すようです

セーリングのオリンピックにおける歴史は古く、第2回1900年パリ大会から実施されています
1996年アトランタ大会までは「ヨット」の呼称、2000年シドニー大会から「セーリング」が競技名となっています

岡田・吉岡ペアについて

2024年パリオリンピックのセーリング競技470級で金メダルが期待される岡田・吉岡ペア

二人がどのような経緯でセーリング競技を始めて、ペアを組むまでに至ったのかを調査しました

岡田奎樹

岡田奎樹(おかだけいじゅ)
生年月日:1995年12月2日
出生地:福岡県 北九州市
身長:170㎝
高校:佐賀県立唐津西高等学校
大学:早稲田大学
所属先:トヨタ自動車東日本(株)

セーリングを始めた経緯は、大学時代ヨット部だった父の影響で5歳からヨットを始めています
小学校時代は全日本OP級選手権大会 小学校の部優勝。中学時代には世界選手権で3位に入賞した
高校は佐賀県立唐津西高等学校に進学し、このころからダブルハンド(二人乗り)に転向しています
早稲田大学スポーツ科学部へ進学すると、2016年「470級ジュニア世界選手権」で木村直矢選手とのペアで日本人初の同クラス優勝を果たした
2020年東京オリンピックにも出場し、7位入賞となりました

そして2021年11月に東京オリンピック女子470級に出場した吉岡美帆選手とペアを組み、全日本選手権で優勝

そして2023年4月、第52回プリンセスソフィア杯混合470級にて優勝に輝き
2023年8月、オランダで行われた世界選手権で優勝を果たしました

岡田選手の趣味は、ゲームかヨットのことを考えることだそうで、特にヨットが好きすぎるようで、ヨットのことを考えすぎて5時間経っていて、寝る時間が短くなってしまうこともあったようですね
試合後のオフもヨットのことを考えるくらい大好きな様子で、それが強さの秘密かもしれないですね

吉岡美帆

吉岡美帆(よしおかみほ)
生年月日:1990年8月27日
出生地:広島県 藤沢市
身長:177㎝
高校:兵庫県立芦屋高等学校
大学:立命館大学
所属先:ベネッセ

吉岡選手がセーリングを始めたのは高校に入学してからだそうです。中学まではバレーボール部に入っていましたが、何か新しいことにチャレンジしたいとの思いがあり、たまたまあったヨット部に入部いたようです

大学は立命館大学に入部し、大学4年の際に琵琶湖インカレに出場するも不完全燃焼に終わる
大学でヨットを終わらせようと考えていたようですが、ヨットの試乗会に参加した際に、過去2度オリンピックに出場した吉田愛選手と出会い、連絡を取り合う中で吉岡選手に光るものを感じてペアに誘ったことで、吉田・吉岡ペアが結成。リオデジャネイロオリンピックに出場し5位入賞を果たします

2019年に行われたセーリング470級世界選手権にて銀メダルを獲得し、2020年東京大会代表内定となった
2021年に開催された東京オリンピックでは7位入賞だった

2021年11月に男子470級で東京オリンピックに出場していた岡田奎樹とペアを組んでいます

吉岡選手は関西に住んでいたこともあったようですが、両親も標準語を話し、10歳まで広島に住んでいたため、関西弁はしゃべらないというより、しゃべれないようです

吉岡選手の趣味は食べることやドラマを見ることで、海外にいる際にはアプリを利用してお金を払ってでも見てしまうようです
犬も大好きなようで、シーズーやチワワなど8匹のワンちゃんと遊ぶのもリラックス方法のようですね

まとめ

セーリングは自然を相手にするため、風や波を読み、相手選手の動きも考えながら行う競技で、身体も頭もフル回転させながら行う、非常に魅力的なスポーツだとわかりました

岡田・吉岡ペアはパリオリンピックで金メダルを取ると目標を決めてペアを組み、最初は連携がうまくいかない時もあったようですが、徐々に息があってきて、世界選手権で優勝を掴むまでになりました

まだまだ改善する点があるという岡田・吉岡ペアですので、パリオリンピックの切符を掴み、ぜひ金メダルを目指してほしいと思います

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