鳴り物入りで角界へ乗り込んだ伯桜鵬
初土俵から史上最速での新十両昇進や、史上最速での三賞獲得など
「令和の怪物」の名にふさわしい活躍を見せています
彼はどのような経歴で大相撲の世界へ入ったのか
そして躍進の新入幕までの成績を振り返りたいと思います
基本情報
プロフィール
しこ名:伯桜鵬 哲也(はくおうほう てつや)
本名:落合 哲也
しこ名履歴:落合→伯桜鵬
生年月日:平成15年8月22日
出身地:鳥取県倉吉市
身長:181.0㎝
体重:158.0㎏
得意技:突き・押し・左四つ・寄り
経歴
鳥取県倉吉市に生まれた伯桜鵬
小学1年生の時からサッカーをしていました。ポジションはGKとFWだったようです
小学4年生の時に、倉吉市にて昭和54年から毎年行われている「桜ずもう」に参加して、そこから本格的に相撲を始めます
小中学生時代はさまざまな全国大会に出場して活躍しました
高校は地元の強豪、鳥取城北高校へと進学
鳥取城北高校出身の力士には、横綱・照ノ富士や逸ノ城、美ノ海、狼雅などがおり、幕内力士も多数輩出しています
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高校総体で2年連続「高校横綱」に輝くと、アマチュア日本一を決める「全日本相撲選手権」では、高校生として11年ぶりのベスト8に進出しました
高校横綱に輝き進路が注目された伯桜鵬だが、高校卒業後すぐに大相撲の世界へ飛び込むことはありませんでした
原因は左肩の怪我にあります。左肩の怪我は中学1年生の時からあったようです
左肩の治療やリハビリ、筋力トレーニングに励みながら、高校卒業後の9月、父親の会社である「有限会社 野田組」所属で、高校卒業後に初めて「全日本実業団相撲選手権」に出場し、見事優勝を果たします
そして12月、大相撲の世界へ入ります
入門したのは、平成の大横綱・白鵬の宮城野親方のいる「宮城野部屋」
伯桜鵬と白鵬(現宮城野親方)には以前から面識があったようで、小学6年生の時に、倉吉市で行われた巡業で白鵬と対面する機会があったようです
実業団横綱であるため、幕下15枚目格付け出し資格を得ており、2023年1月場所にて初土俵を踏み、幕下15枚目格付け出し力士として、下田以来となる史上2人目の7戦全勝優勝を決めます
これにより、3月場所での新十両昇進が決まり、史上最速昇進記録となりました
3月場所は10勝5敗、5月場所では14勝1敗と、史上初の14勝1敗同士の優勝決定戦に挑むみ惜しくも敗北するも、見事な成績を挙げる
すると好成績により、昭和以降2例目となる、初土俵から所要3場所での新入幕が決まりました
新入幕の7月場所からしこ名を「伯桜鵬」と改名し、11勝4敗の成績を挙げ、109年ぶりの新入幕優勝は逃すも、敢闘賞と技能賞をダブル受賞しました。初土俵から所要4場所での三賞獲得は史上最速
入門後も破竹の勢いで勝ち進んだ伯桜鵬ですが、左肩の古傷が悪化し、左肩関節亜脱臼のため8月31日に手術を受けて、9月場所は全休をしています
しこ名の由来
『伯』
「伯」は落合の出身地である鳥取県倉吉市を含んだ地域が、古くから「伯耆国(ほうきのくに)」と呼ばれていたことにちなみました。『桜』
「桜」は落合が小学生時代、倉吉市出身の元横綱・琴櫻をたたえて行われている相撲大会「桜ずもう」に出場した経験があることを踏まえてつけました。『鵬』
「鵬」は第69代横綱の宮城野親方のしこ名、白鵬から取っています。
しこ名には地元を思う気持ちと、尊敬する2人の横綱を超えたいとの思いが込められているようですね
このしこ名が大相撲最高位へと駆け上がる時を楽しみにしています
まとめ
学生時代から大活躍をみせており、様々な記録を作っている伯桜鵬
次はどんな記録を塗り替え、どんな取り組みをするのか楽しみな逸材です
まだまだ若いため、怪我を完璧に治して大活躍することを楽しみにしています
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